ポスティング『1枚のチラシで2つの業種を掲載した』事例

今回は『1枚のチラシで2つの業種を掲載した』事例を解説していきます。チラシの表裏に別々の広告を記載して、一度で2種類の告知をしております。この方法ではコスト削減や同じ時期に配布ができるなどのメリットもありますが、同時にデメリットもあります。詳しく見ていきましょう!ポスティング広告は、地域の特定のエリアに直接配布されるため、ターゲット市場に的確にアプローチできます。地域に密着したビジネスや地域住民を対象にしたキャンペーンには最適です。地域の特性やニーズに合わせてカスタマイズされたメッセージを届けることによって、地域の人々との関係を築く機会を提供します。地元のイベントやサービスの紹介、特別なオファーや割引の提供などを通じて、地域の生活者との関係性を深めることが可能です。

✓このような方へ向けて解説しております
・ポスティングを実施する前に集客事例を知りたい方
・ポスティングを検討している方
・ポスティング効果を改善したい方

✅本記事の内容<目次>

      ・基本情報
      ・ポスティングプラン
      ・『1枚のチラシで2つの業種を掲載した』ときのメリット・デメリット
      ・エリアの選定
      ・デザインに関して
      -ポイント①ペルソナを設定する
      -ポイント②目的を明確にする
      -ポイント③目的に応じた画像の選択
      ・効果測定の方法
      ・反響結果
      ・今後の対策

この記事を紹介している株式会社アトはポスティング広告を専門に運営しています。創業から20年間、お客様の課題を自社特有のノウハウと国内最大のポスティングインフラによって解決してきました。年間の配布実績は10億部を超え、お取引をさせて頂いた会社は2万社以上。業界最大の実績と経験をもとに解説していきます。

✅1. 基本情報

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□2つの業種-お客様情報

・業態:音楽教室と整体
・エリア:東京都港区
・最寄り駅から徒歩10分
・顧客単価@8,000円前後
・ターゲット層:20~30代+高所得者層
・オファー:音楽教室無料体験/整体50%OFF

□ポスティングプラン

・エリア:店舗周辺
・部数:50,000部
・サイズ:A4
・配布方法:軒並み配布

□『1枚のチラシで2つの業種を掲載した』ときのメリット・デメリット

メリットとしては、コスト削減になります。通常1枚につき1種類の商材・サービスをチラシにしますが、今回のように本来2枚必要なところ、1枚分の印刷と配布コストで配布が可能です。また、商材・サービスが複数載っていることから、どちらかに興味を持っていただける可能性は高まります。しかし、デザインの作り方によっては、わかりづらくなってしまうので注意が必要です。

デメリットとしては、情報量が少なくなる点です。片面ずつに記載するため、通常のチラシの半分程度になります。また、商材・サービスごとにターゲット層が異なる場合、年齢や性別データでエリアをセグメントすることが難しくなります。

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✅ 2.ポスティング提案内容

□エリアの選定

ポスティングは初めてのお客様です。ターゲット層は各業種で異なっていたため、高所得者層をメインにセグメントをかけて配布エリアを検討してみました。今回のように1枚に2種類の内容を掲載することは、コスト削減としては効果的ですが、ターゲット層が大きく異なるとエリア選定に影響が出てきます。そこで、世帯年収の高い地域を優先的に算出して、20~30代の人口割合を掛け合わせることにしました。株式会社アトではターゲット層に合わせて、世帯データから最適なポスティングエリアを提案致します。

今回のエリア選定の基準となる項目は以下の通りです。

・距離:店舗から徒歩10分程度
・世帯年収:1,000万円以上
・年齢層:20~30代

また、お客様からの情報として、店舗の北側から来ている方が多いと伺っております。集客できている地域がどのような特性であるのかを調べて、“データが似ている地域を選定する方法”もポスティングのコツの一つになります。さらに、顧客データがある場合は弊社のシステム上にプロットすることで“どこまでの範囲でお客様が来店しているのか?”を視覚化することも可能です。

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□デザインに関して

今回が初めてのポスティングですが、チラシデザインはお客様で作成したものを配布しております。
よくある質問として、「自分で作ったチラシ”をポスティングしたいがどうすればいいのか?」というご相談を多く頂きます。いくつかポイントを解説していきます!

✓ポイント①:ペルソナを設定する(デザインだけでなくエリアにも効果的)
ペルソナは、架空の理想的な顧客像を表現するための具体的なプロフィールです。年齢、性別、職業、趣味、関心事、課題、目標などを含め、ペルソナがどのような人物であるかを詳細に描写しましょう。

✓ポイント②:目的を明確にする
チラシの目的を明確にし、その目的に合わせたデザインを考えましょう。例えば、特定の商品やサービスの販促、イベント告知、新規顧客の獲得など、目的に応じたメッセージとデザインが必要です。複数の商品・サービスの掲載よりもより訴求したいものに絞ることも大切です。

✓ポイント③:目的に応じた画像の選択:
チラシには魅力的な画像を使用することで、視覚的なインパクトを与えることができます。

商品やサービスの特徴を表現する画像や、ターゲット層に共感を呼び起こす画像を選びましょう。“自分でデザインを作成する際の注意点”として、画像の良いデータを掲載に使用しましょう。自身で作成するときによくあるミスとして、画像データが荒いことが挙げられます。

作成者が専門のデザイナー出ない場合は、文言や画像の質、配置など注意が必要です。全体の構成も効果に影響しますので、ポスティングに特化したチラシをご希望の場合はデザイナーに依頼をしてみましょう!

□効果測定の方法

効果測定をするために、チラシに“クーポン番号”や“チラシ限定のサービス”を記載することによって来店数を計測できます。この方法はどの業種でも可能なため、必ず効果測定ができるように準備しましょう。今回は、“チラシ限定のサービス”のため、チラシを持ってきた方の数で計測しています。また、チラシの効果を測定するために、トラッキング方法を選択することも良いでしょう。特別なクーポンコードやキャンペーンコード、特定のURLやQRコードなどを使用して、チラシ経由の顧客を追跡することができます。測定したデータを分析すれば、チラシの効果を検証可能です。データから傾向やパターンを把握し、効果的な要素や改善すべき点を特定しましょう。

✅ 3. 反響結果と対策

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□反響結果

・反響件数:22件
・反応率:0.04%
※部数:50,000部

結果は合計で22件の来店がありました。以前にフリーペーパーも実施していたこともあり、効果を比較していただきました。今回に関しては、ポスティングの効果の方が高かったため、今後も継続してご利用を頂けることになっております。今回のように実施した方法ごとに効果測定を行い、どの媒体や手法が自社にとって効果的であるのかを知ることは非常に重要です。そのためには、複数回のテストは必要になります。テストの際はできるだけ同じ内容の広告で実施しましょう。

□今後の対策

✓エリア選定
今後はより効率的に反響を獲得するため、配布エリアを縮小して、複数回に分けて配布することも提案の一つとして検討しております。集客できている地域に集中的にポスティングすることも効果の継続に繋がります。

✓デザイン内容
デザインをポスティングに特化したものに変更することも、ポスティング効果を高める要因になります。今回は1枚に2種類の広告を記載していますが、各サービスごとに特化したチラシを作ることで、反響の改善に繋がります。

✓ABテスト
チラシの効果を測定するためには、A/Bテストを行うことも有効です。同じメッセージやオファーを異なるチラシでテストし、反響の違いを比較します。ABテストを実施することによって、効率的に反響を獲得していきます。

✅ここまでのまとめ

    いかがでしたでしょうか。今回は『1枚のチラシで2つの業種を掲載した』事例を紹介致しました。ポスティング広告はターゲット層へのピンポイントなアプローチが可能です。配布エリアやタイミングを適切に選ぶことで、自分の商品やサービスに関心のある人々に直接訴求することができます。さらに、特定の地域やコミュニティにフォーカスしたチラシやサンプルを投函することによって、顧客の関心と信頼を獲得しやすくなります。

    株式会社アトでは、クリエイティブ制作・印刷・配布・クレーム対応まで、幅広く対応をしております。年間配布数10億枚、取引社数2万社の実績から、お客様に最適なポスティングプランをご提供いたします!ポスティングをご検討の方は、是非一度お問合せください!