ポスティング品質-徹底した配布管理

商品やサービスの情報をダイレクトに届ける事ができるポスティングでは、配布する際に守らなければいけないルールがあります。反響を上げる為のポスティングマーケティングを最大限に活かすためには、届け先のお客様へ配慮をしながら、尚且つ継続的に実施する事で初めて成果を出す事ができます。今回は、ポスティングを専門に提供している企業のサービス・品質・配布管理についてご紹介をしていきます。

✓このような方へ向けて解説しております
・ポスティングマーケティングに興味がある方
・品質が反響に与える影響を知りたい方
・クレームを起こさない方法を知りたい

✅本記事の内容<目次>

この記事を紹介している株式会社アトはポスティング広告を専門に運営しています。創業から20年間、お客様の課題を自社特有のノウハウと国内最大のポスティングインフラによって解決してきました。年間の配布実績は10億部を超え、お取引をさせて頂いた会社は2万社以上。業界最大の実績と経験をもとに解説していきます。

✅1.ポスティングの配布方法を知る

先ずはどの様な種類のポスティング配布プランがあるのか把握していきましょう。

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①:軒並み配布

軒並み配布は建て方別に関係なく、地域一帯へ配布する方法です。ポスティング手法として最も一般的な配布方法であり、コストも抑えられます。エリア内の全世帯の約7割に配布が可能です。商材・サービスに制限が無い場合は、軒並み配布がおすすめです。


②:集合住宅配布

集合住宅配布はマンションやアパートのみに配布をします。一軒家、事業所を除外する方法です。不動産売買やマンション管理サービスなどに適しています。コストは軒並み配布より高くなる傾向があります。「どうしても集合住宅以外は避けたい」場合に選択することをおすすめします。


③:戸建て住宅配布

戸建て住宅は、不動産会社やリフォーム会社、太陽光発電(ソーラーパネル設置)関連企業などに適している配布方法です。軒並み配布や集合住宅配布と比べると料金は高くなります。集合住宅配布と同様に「戸建て住宅以外を除外したい」場合のご利用をおすすめします。


④:事業所配布

事業所のみに配布する方法です。この方法は、事業所が多い地域に限り対応が可能です。B to B向けのサービスでご利用を頂いております。コストは、戸建て住宅配布と同様に高くなります。
大きく分けると上記の4種類に分ける事ができます。続いて「軒並み配布」を事例にした配布プランで、
1人当たり何部程配ることができるのか把握していきます。

□ポスティング労力/配布できる枚数を知る

ポスティングするエリアや配布方法によっても配布できる枚数は大きく変わってきますが、下記の条件で基に、配布するにあたってどの位の労力が必要なのか見ていきましょう。

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□ポスティング計画:
・配布エリア①:豊島区
・配布エリア②:自店舗商圏~500m以内
・配布方法:軒並み配布
・配布部数:10,000部
・配布期間:1週間

店舗を中心とした商圏に対して、認知を目的としたポスティングを実施する場合を想定したポスティングプランとなります。1万部を1週間で配布完了と期間を設定した場合、1日あたり1,500枚をポストへ投函できれば完了します。ではもっと詳しく、1人当たり配れる枚数はどれぐらいなのかを把握していきます。

□配布できる枚数と必要な労力は?

「1人で配れる枚数の目安は、100~350枚/1時間となります。」

配布できる枚数の幅については、人口が密集しているエリアや、建物が密集している集合住宅のエリアなどは配布可能枚数が増加していきます。逆に、人口の少ないエリアや建物同士が離れているエリアなどでは、ポスティングを実施するにあたっての移動時間が増加していく為、配布できる枚数が減少していきます。

今回のポスティングプラン事例で、もし1人で1日3時間をポスティングする時間を充て、1万部配布するとしたら最短でも約「10日」掛かる計算となります。更に考慮しなければいけないのが環境です。ポスティングを実施するのは人の手で投函をしていくため、「天候」・「季節」・「地域性」などの要因によって配布に掛かる時間が変動していきます。

✅ 2.実際にあった、お客様の声

ポスティングは、直接手元に情報を届けられる広告媒体ではありますが、チラシを望まない方達もいらっしゃいます。実際にあったお客様の声をもとに、クレームを発生させない仕組みと、発生してしまった際の対処法についてご紹介をしていきます。

その①:禁止表示のポストに配布してしまった

ポスティングは各エリア全体に配布が可能ですが、配布できないマンションや戸建て住宅があります。ポストに禁止表示が貼られている場合やマンションの管理人様から断られた場合に投函してしまうとクレームに繋がってしまいます。


その②:投函の仕方が汚い

ポスティングは思っているよりも大変で時間が掛かる仕事です。そのため急いで配布をしてしまうこともあります。しかし、配布するチラシがポストの中でぐしゃぐしゃになっていたり、詰まっていたりすると大変迷惑になります。さらにせっかく配ったにも関わらず効果が無くなってしまいます。また、雨の日にチラシが濡れている場合もクレームに繋がります。


その③:バイクや自転車を停めてはいけない場所へ置いてしまった

ポスティングは徒歩、自転車、バイクといった移動手段を使い配布を行っています。そのため、マンションやアパートなどのポストへ向かう際にバイクや自転車を停車させる必要があります。そこで迷惑になる場所へ停車してしまうとクレームに繋がります。配布に夢中になって、周りの邪魔にならないように移動中も気を配ることが大切です。


その④:多重投函を防ぐ

配布中に急いでいると複数のチラシを取って配布してしまう可能性があります。これはクレームに繋がり、配布効果が無くなってしまいます。1枚1枚丁寧に行うことで多重投函は防げます。
速く配布することも大切ですが、常に正確な配布を心がけましょう。

✅3. 配布クオリティを上げるマーケティング資産

アトの配布スタッフは1日に300~500人ほどが年末年始を除き、日々活動をしています。これは全国最大級の規模です。これだけの数の配布スタッフの動きをきちんと管理するのは非常に難しいのですが、この課題をクリアしていくための取り組みをご紹介していきます。

□配布追跡管理- GPS機能を活用したオリジナルアプリ

“3秒に1回の軌跡が取れる当社開発のスマホアプリ”を使って配布スタッフの移動経路をリアルタイムで管理しています。ロガータイプのGPS(配布終了後にPC等の端末にGPSによる位置情報をインポートして地図上で確認するタイプ)を持たせる会社は増えていますが、リアルタイムで各スタッフを管理できる会社は非常に少ないです。


独自配布マップ-投函禁止物件のデータベース化

クレームを事前に防ぐため、予め投函禁止物件の確認をしています。すでにクレームや配布拒否のご連絡を頂いている物件をリスト化して、事前にクレーム発生を防ぎます。これは個人では対応できない対策になりますので、ポスティング会社に配布を任せるメリットになります。また、予め配布する経路を地図で確認することにより、同じ物件に多重投函することも防げます。


□ポスティング現地チェック

現地チェックとは、管理責任者が配布現場へ行き、スタッフの投函状況を直接確認します。GPSだけでなく、現地に行くことによって、デジタルとアナログの両方から徹底した管理が可能になります。当社の場合は抜き打ちで現地チェックを行っています。管理責任者はチラシが乱雑に配布されていないか、予定エリアにきちんと投函されているか、ということを確認します。

配布ミスの有無を調査するだけでなく、現地で配布スタッフと顔を合わせることで、配布スタッフとのコミュニケーションを取るという意味でも非常に重要です。配布作業自体は単純作業ではありますが、配布スタッフ、当社の管理責任者との双方向のコミュニケーションが円滑であれば円滑なほど、信頼関係が強くなり、配布の精度も向上します。


□ポスティングスタッフの採用/教育/管理体制

ポスティングは基本的には一人で行う仕事です。しかし、誰とも会わないわけではありません。例えば、当社の管理責任者や支社の内勤、或いは、配布中には住民の方々や管理人さんに会うことがあります。その時に挨拶もできないようでは困りますし、仕事において連携を取ることは必須になります。そのため、コミュニケーション能力を把握したり、誰とも関わらない仕事ではないことを伝え、適正を判断します。

面接に合格してもすぐに仕事に取りかかるわけではなく、実務研修を複数回行います。研修では、アトの求人チラシや宣伝チラシを支社の近くへ配布しています。実際に配布業務がどれだけ大変であるのかを理解してもらいます。いきなりお客様のチラシを配布して、トラブルがあってはならないため、このような方法を取っています。面接だけでなく、実務研修もクリアできる人が本契約となります。

✅4. クレーム発生時-アトの対応と改善

事前に対策をしていても意図していない人為的なミスでクレームが発生してしまうことがあります。万が一クレームが発生してしまった場合も迅速に対応をしていきます。

①:ご依頼主様のクレーム対応回避

ご依頼主様のクレーム対応を回避すべく、チラシに弊社連絡先を表示させていただくことも可能でございます。クレームを弊社に誘導することで、ご依頼主様の負担を軽減することが可能です。


②:まずは誠意をもって丁寧に謝罪をする

当たり前ですが、ご連絡を頂いた際には丁寧に謝罪をします。ご連絡を頂いた方のお話をしっかりと聞いた上でその後の対応を行います。また、配布スタッフや現場管理者に経緯や状況のヒアリングを行います。とにかく迅速な対応を心掛けることが大切になります。


③:場合によっては回収に向かう

多くの場合はお電話にてご理解を頂いておりますが、ご要望により配布したチラシを回収する対応も致します。こちらの対応は現地管理者が責任を持って訪問をしております。迅速に回収をして、誠意をもって謝罪をすることが重要となります。


④:今後配布しないように共有を行う

謝罪や回収が終わった後に物件住所の確認を行います。社内で配布禁止物件の共有をしっかりと行い、今後配布をしないように全体で対策をします。後日、同じ地域へ配布に行く際には管理者と配布スタッフで改めてダブルチェックをしてから配布現場へ向かいます。

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✅ここまでのまとめ

    いかがでしたでしょうか。今回はポスティングの配布クオリティを上げていく為の施策についてご紹介をしていきました。ポスティング広告はターゲット層へのピンポイントなアプローチが可能です。配布エリアやタイミングを適切に選ぶことで、自分の商品やサービスに関心のある人々に直接訴求することができます。さらに、特定の地域やコミュニティにフォーカスしたチラシやサンプルを投函することによって、顧客の関心と信頼を獲得しやすくなります。継続的に実施をしていく事で訴求力も上がっていきますが、投函されるお客様の事を理解し、配慮しなくては良い情報を届ける事ができず、反響率を上げる事にも繋がりません。配布のマナーとモラルを守ることを心がけましょう。

    株式会社アトでは、クリエイティブ制作・印刷・配布・クレーム対応まで、幅広く対応をしております。年間配布数10億枚、取引社数2万社の実績から、お客様に最適なポスティングプランをご提供いたします!ポスティングをご検討の方は、是非一度お問合せください!