ポスティング・パン屋さんの新規出店に学ぶ-チラシデザイン事例
ポスティングは地域に根差したビジネスを展開する場合、周辺にお住いの方へ情報発信を効率よく実施できる媒体です。しかし、ポスティング戦略を組み立てないで実施した場合には、反響が得られないまま諦めてしまう事例が多々あります。今回は、ポスティングの「チラシデザイン」に焦点を当てて、失敗例に学ぶ事例をご紹介していきます。
✓このような方へ向けて解説しております
- ・チラシデザインの組み立て方を知りたい方
- ・地域商圏に対して広告を出したい方
- ・広告のPDCAを回したい方
✅本記事の内容<目次>
- ・認知に対する情報設計
- ・興味に対する情報設計
- ・行動に対する情報設計
- ・階層構造を考える
- ・適切なフォントと色バランス
- ・ホワイトスペースの活用
この記事を紹介している株式会社アトはポスティング広告を専門に運営しています。創業から20年間、お客様の課題を自社特有のノウハウと国内最大のポスティングインフラによって解決してきました。年間の配布実績は10億部を超え、お取引をさせて頂いた会社は2万社以上。業界最大の実績と経験をもとに解説していきます。
✅1. 情報設計と訴求軸
チラシデザインを組み立てる場合には、訴求したい軸によって情報の中身が変わってくる事を意識しましょう。下記が具体例です。
- ・新店舗オープンの告知
- ・商材の告知
- ・サービスの告知
- ・体験や見学の案内
- ・その他・・・
例えば、新店舗のオープンを軸にした場合、目的は「認知~興味~来店」へと繋げる事がポスティングの目的となります。これが、チラシ上で「予約」や「購入」を促す場合などでは、最終的な「購買」までの導線に対する情報を用意する必要性がある事を認識しましょう。
今回は例として、「パン屋」さんが新店舗出店すると仮定して組み立てていきます。先ず何のサービスや商材を提供している店なのかをお知らせする必要性があります。
□「認知」に対する情報設計
要点を簡潔に表現する
- ・パン屋の情報(イメージ)
- ・新店舗オープンのお知らせ
お知らせしたい軸として、「新店舗オープン」の要素と、「パン屋さんである事」一番に伝えたい要素を絞り込んで情報設計として組み立てます。
ここで気を付けなければいけない事が、情報過多にならない様に注意する必要性があります。チラシを読むのはほんの数秒です。興味の前に、読み手に伝わらず自分に関係ないものとして認識された場合には、直ぐにチラシを捨てられてしまう可能性が高くなります。
特に今回は、新店舗のオープン。伝えたいことは沢山あると思いますが欲張らずに、受け取った人がどんな状況で、どんな気持ちで読むのか想像して構成を組み立てていきましょう。
□「興味」に対する情報設計:
店舗のオープンお知らせが出来たら、どんなお店なのか紹介をして興味を持ってもらいたいですね。興味を持ってもらうにはどんな情報を載せれば良いでしょうか。今回は訴求軸を下記に絞り込みました。
- ・パン屋の独自性
- ・美味しそうな写真
- ・特別なオファー
食品は生活の中でも必需品であり、様々な場所で購入することが出来ます。食べてみなければ分からない事もありますが、食べてもらうまでに知ってもらう為のきっかけをお知らせしましょう。
そんな訴求できるような独自性ってないよとご相談を頂くケースもあります。そもそもが専門店のパン屋さんが作ったパンなのです。美味しいに決まっています。
「○○の職人が丁寧に手作り」・「○○産の素材にこだわった」・「○時と○時に焼き立てのパンを提供」など、当たり前の様に感じる事でも、買い手からしたら想像を掻き立てられます。
どんなお店なんだろう、一度買ってみようかなと思わせる事が大事です。1つあたりの単価が高くない商材の場合には検討時間が短いケースが殆どです。タイミングが合えば購買に繋がりやすい為、購買者の行動までの考えや、動きも注目してみると、良いチラシデザインが組み立てられます。
一番オススメである渾身の写真を利用しましょう。想像を掻き立てるにはイメージを利用する事が非常に効果的です。お店の根幹となるケースが殆どですので可能であれば、プロのカメラマンに撮影を依頼することをお勧めします。
食べてみなければ分からないので、○○%OFFやプレゼント等のオファーを利用して、来店を促しましょう。店舗のオープンでは注目されやすく、興味も高まります。気持ちが高まっている状況を見逃さない様に販促を計画します。
ここの最終的な目的は、「購買」~「リピート・再来店」です。店舗に来店した後に、最終的な目標のアクションを促す所までが今回の情報設計です。
□行動・来店に対する情報設計:
ここまで読んでもらえば、あとは来店してもらうだけです。店舗来店の為の基本情報を掲載しましょう。
- ・営業時間
- ・住所
- ・地図
- ・連絡先
- ・SNS
- ・QRコード(地図・HP)
殆どの消費者の方はスマートフォンのデバイスを所持されている事が想定されます。より詳しい情報がもし提供可能であれば誘導をしていきましょう。チラシの中だけでは伝えきれない情報が多くあるはずです。
今回の商材の場合には、消費者が知りたい情報として、場所の把握、店舗の雰囲気、営業時間などを把握しておきたい方が多くアクセスもその情報に多く集まる傾向があります。
- ・Google mapへの登録
- ・SNSの公開
等を活用して、伝えたい情報を補足していく事で今すぐ来店できなくても、少し時間をかけて来店する消費者の事も想定して取り組みましょう。アナログとデジタル媒体を組み合わせ、消費者の行動に合わせて情報提供してあげましょう。
✅2.レイアウトと構成
伝えたい情報設計を組み立てる事ができたら、次はレイアウトと構成を考えています。
①階層構造を考える
タイトル、サブタイトル、本文、店舗情報など、伝えたい情報の順番に階層を考えていくと伝えやすくなります。A4サイズのチラシを読んでいく場合、左上から右下の方向にかけて読むことが一般的です。
読み手側がチラシを手に取った場合、どんな心情で見ていくのかを想像しましょう。
- ・何の情報なのか?(自分に関係ある?)
- ・ちょっと興味持った(美味しそう、食べてみたい)
- ・どこにあるの?(行けるかな?子供の送迎帰りなら寄れそう)
- ・もっと情報が知りたいな(検索してみよう)
- ・お買い得なオファーがある(行ってみよう)
ターゲットの事をしっかり想定できていれば、情報設計を事前に準備する事ができるため、レイアウトを構成する際に迷わずに作成する事ができます
②適切なフォントと色とバランス
読み手が読みやすくする為に可読性を考慮して制作しましょう。
- ・フォントが統一されていない(ルールが無い)
- ・行間や文字間隔が詰まっている、一文の行が長い
- ・配色が多く使われすぎている
- ・適切な文法でない
などの場合、情報が正しく伝わらない可能性があります。正確かつ効果的に伝える為に意識しましょう。上記の様に伝えたい要素が多い場合には、箇条書きなどを活用していくと可読性が高くなり効果的です。
③ホワイトスペースの活用
適度なスペースを用意する事で、チラシの読みやすさと視覚的なバランスを保ちます。情報を詰め込みすぎないように注意しましょう。最も重要なのは、ターゲットオーディエンスを理解し、その人々が何に興味を持ち、何を求めているのかを考慮してデザインすることです。デザインは読者を引きつけ、興味を持たせ、行動に移す手段として活用できます。。
✅ここまでのまとめ
いかがでしたでしょうか。今回はパン屋さんの新店舗オープンのチラシデザインについてご紹介をしていきました。ポスティング広告はターゲット層へのピンポイントなアプローチが可能です。配布エリアやタイミングを適切に選ぶことで、自分の商品やサービスに関心のある人々に直接訴求することができます。さらに、特定の地域やコミュニティにフォーカスしたチラシやサンプルを投函することによって、顧客の関心と信頼を獲得しやすくなります。
継続的に実施をしていく事で訴求力も上がっていきますが、投函されるお客様の事を理解し、配慮しなくては良い情報を届ける事ができず、反響率を上げる事にも繋がりません。
株式会社アトでは、クリエイティブ制作・印刷・配布・クレーム対応まで、幅広く対応をしております。年間配布数10億枚、取引社数2万社の実績から、お客様に最適なポスティングプランをご提供いたします!ポスティングをご検討の方は、是非一度お問合せください!