新宿区の特長のひとつとして、東京都庁をはじめとする西新宿エリアの高層ビルが印象的ですが、区の北東の地域（市ヶ谷、榎木町）には、工場が点在し、区の北西の地域（豊島区、中野区、渋谷区と接するエリア）には低層の住宅街が広がっています。また、新目白通りの高台には緑地や林などの地域が多いことから自然豊かな住宅地が形成されています。 新宿区のターミナル駅である新宿駅の1日の平均乗降客（JR・私鉄含む）は、360万人を超えると言われ、世界一利用者の多い駅としてギネスブックにも認定されています。 新宿を拠点とした交通網は、JR各線、東京メトロ各線、都営各線、小田急、京王、西武などの各私鉄線の他に、バスは都営バス、京王バスなどが運行され、都内、都下をはじめ近県に放射線状に広がっています。 新宿区は、多くの企業の本社以外にも早稲田大学、東京理科大学、工学院大学、学習院女子大学、東京女子医科大学、東京医科大学他、12大学14キャンパスもあり、ビジネスマンと学生が多い地域でもあります。 ビジネス街であり、学生街であり、住宅街、そして工場地域などもある多様性を持つ地域である新宿区は、都市で働き・暮らすというイメージを強くもつ印象があります。 現在の東京都新宿区の状況は、このようにまとめることができそうです。