東京都港区は、地理的には東京都の西南部に位置し、一部は東京湾に面しています。海岸埋め立て地から武蔵野台地にかけて入り組んだ高低差の大きい地形となっており、多くの都市開発がすすめられた結果、多くの坂が江戸時代の名残の歴史的遺産も数多く残っています。また、赤穂浪士の墓所として知られる泉岳寺、徳川家の菩提寺である増上寺など、由緒ある寺社が位置するほか、江戸時代には武家屋敷も多く立ち並んでいた地域でもあります。その港区も多数の複合商業施設が建ち並び、大企業や外資系企業の本社から、ベンチャー企業に至るまで多数の企業の本社や日本支店がオフィスを構えています。特に、港区は日本で最も外資系企業本社が多い区であることから、日本のビジネスの中心的役割を持つ区でもあるといえます。また、東京のテレビのキー局の全てが本社を構えている地域でもあります。 港区には、外資系企業のみならず、アメリカ大使館を始め、オーストラリア、韓国、スペイン、ドイツ、ノルウェー、他73ヵ国の大使館、4つの領事館や国際機関があります。区内には国内外の有名オーケストラの演奏会が開かれるサントリーホールをはじめ、 サントリー美術館、国立新美術館、東京都庭園美術館、根津美術館など数多くの文化的施設もあります。港区の交通網は、東部には山手線が走り、都営地下鉄浅草線が山手線とほぼ並行に走っています。目黒方面から白金高輪駅を通る都営地下鉄三田線と東京メトロ南北線、東西方向には都営地下鉄大江戸線と東京メトロ銀座線、北西部は東京メトロ千代田線と 東京メトロ半蔵門線、東京メトロ日比谷線は区の北東部から南西部へと縦断しているなど、都心の移動に全く不便のない交通網があることから、2015年の港区の人口は21万9千人、昼間の人口は区外からの通勤者と通学生および居住者のうちの区内に昼間残留する人口の合計である昼間人口は90万9千人弱と、昼は夜の4.15倍の人口となっています。ポスティングをするうえで、現在の東京都港区の状況は、このようにまとめることができそうです。