新卒社員とともに取り組む植樹活動

株式会社アトでは、持続可能な社会への貢献と環境保全への取り組みの一環として、毎年新卒社員を対象とした植樹活動を実施しています。

今年は代表、管理職、人事担当者、そして新卒社員8名が参加し、長野県伊那市の山林で植樹活動を行いました。

この活動には、単なる社会貢献活動という枠を超えた、アトならではの想いが込められています。

紙を扱う会社だからこそ、自然を大切にしたい

アトの主力事業であるポスティングは、紙媒体を通じてお客様と生活者をつなぐ仕事です。
その紙の原料となる森林資源は、私たちの事業を支える大切な存在でもあります。

だからこそ、自然の恵みに感謝し、その循環を理解する機会を社員にも持ってほしい。そんな想いから、この植樹活動は始まりました。
社会貢献活動であることはもちろんですが、それ以上に「資源を大切にする心」を体験を通じて学ぶことを大切にしています。

山の中で行われた300本の植樹

当日は岡谷駅に集合し、現地スタッフの皆様のご協力のもと伊那市山林へ向かいました。
植樹は決して簡単な作業ではありません。鍬(くわ)やスコップを使って地面に穴を掘り、カラマツの苗木を一本ずつ植えていきます。

苗木同士の間隔は約2メートル。
目印となるポールを設置しながら、適切な距離を保って植樹を進めていきました。

今回植えた苗木は300本。
約2~3時間にわたり、参加者全員で一本一本丁寧に植えていきました。

普段デスクワークが中心の社員にとっては想像以上に体力を使う作業でしたが、全員が協力しながら最後までやり遂げました。

新卒社員が見せた「自立」と「チームワーク」


同行した人事担当者に印象を聞くと、真っ先に挙がったのは新卒社員たちの主体性でした。

植え方の説明を受けると、誰かが指示を出すわけではなく、それぞれが自然と役割を見つけ、協力しながら作業を進めていたそうです。

「自分は苗木を運ぼう」

「私は植える作業を担当しよう」

そんな風に、互いに声を掛け合いながら活動する姿が見られました。
普段の研修では会議室で学ぶ時間が中心ですが、自然の中という開放的な環境だからこそ、一人ひとりの個性や人柄がより鮮明に見えたといいます。

「久しぶりに土に触れました」

「木や草の香りが気持ち良かったです」

そんな声も聞かれ、五感を使いながら自然と向き合う貴重な経験となりました。

一本の木が育つまで、80年

今回植えたカラマツが立派な木へと成長するまでには、およそ80年もの歳月が必要だそうです。その間には間伐などの手入れも行われます。
植えて終わりではなく、多くの人が世代を超えて関わり続けることで、ようやく一本の木が育っていきます。

この話を聞いた参加者からは、
「森林づくりは自分たちだけで完結するものではなく、未来へ受け継いでいく仕事なのだと感じた」
という声も上がりました。

また、植えた木については毎年写真付きで成長報告をいただけるとのこと。
自分たちが植えた苗木がどのように育っていくのかを継続的に見守ることができます。

木の成長と、新卒社員の成長

人事担当者は今回の活動を振り返り、次のように話してくれました。

「新卒社員が植えた木だからこそ、特別な意味があると思っています。
木が少しずつ成長していくように、新卒社員も社会人として経験を積みながら成長していく。その姿が重なり合うように感じるんです。」

アトは、一人ひとりの個性を大切にする会社です。

同時に、自ら考え、挑戦し、課題を解決していく『自立型人材』であることも期待しています。
木に例えるなら、まずはどっしりとした太い幹を持つこと。
それは、自分自身の軸や信念です。

そして多くの人との出会いや経験を通じて枝葉を広げ、自分らしい成長を続けていく。
そんな人材へ育ってほしいという想いが、この植樹活動にも込められています。

未来へ続く取り組みとして

今年植えた苗木が大きく育つまでには、長い年月が必要です。
しかし、その成長を見守る時間こそが、この活動の価値なのかもしれません。

木を育てるように、人を育てる。

アトはこれからも新卒社員とともに自然と向き合いながら、一人ひとりの成長を支えていきます。
そして環境保全への取り組みを通じて、持続可能な社会づくりにも貢献してまいります。