「@LETTER」始動。ポスティングには、無限の可能性がある。

お客様の声から生まれた、ポスティングの概念を変える “ 情報ギフト”。
ポスティングには、本当に無限の可能性があると思っています。
私は、前職の新聞折込会社にいた頃から、チラシが届きづらくなった現状をいかに打開するかを考え続けてきましたが、
その頃から目をつけていたのがポスティングでした。
しかし、チラシの新たな配布ルートとしてポスティングを提案させて頂いた大手衣料品メーカーの反応は手厳しいものでした。
「媒体じゃない」。
つまり、ポスティングは、同社が自分たちの名前でポストに投函する行為を委託しているに過ぎず、
また、勝手に投函する点も含め、タダであっても実施できないという回答だったのです。
そこで、私は様々に思案を巡らせた末、同社のチラシをアトが制作・発行した巻紙に包んで配布することを提案しました。
それも、ただの巻紙ではなく、上質なデザインの誌面には、
同社の新店舗オープンを伝える記事をはじめとする地域情報を掲載しました。
この巻紙は、潜在的に地域情報を必要としている方々へ贈る“情報ギフト媒体”。
もちろん、クレームやご意見を当社で受け付ける仕組みもきちんと整えました。
結果的にこの企画が認められ、昨年4月下旬に同社初のポスティングが実現しました。
それは、アトにとっても、業界にとっても、非常にエポックメイキングな出来事でした。
この新しいポスティング媒体の名前は、「@LETTER」といいます。
企画に賛同いただいた大手衣料品メーカーは、かねてよりチラシを“お客様へのラブレター”と位置付けてきましたが、
私としては、お預かりしたラブレターに、アトが綺麗な熨斗紙をつけてお届けしたという感覚です。
そして、アトからの情報ギフトと銘打ったことや美しいデザインが功を奏してか、配布後のクレームは一切なし。
これは、業界全体の信頼度向上を目指すアトにとって、ポスティングの新たな可能性を再認識する大きな成功体験となりました。
今、私たちは、この「@LETTER」を、究極の回覧板システムとでもいうべき、地域密着の情報媒体に育てていきたいと考えています。
例えば、母の日には地域の子供たちから母親へのありがとうのメッセージを、
成人式には新成人からの感謝と決意のメッセージを掲載して配布する。
もちろん、そこには、企画に賛同する企業のチラシを包んで-。
その他にも、地域のお祭り、クリスマスなど、アイデア次第で企画はさらに広がりそうです。
また、例えば、毎月この日は宅食のチラシが届く日と銘打てば、
関係企業にGWや正月に変わる新しいビジネスのチャンスを提供することにつながります。
また、これによって、チラシがある程度まとめて届けば、配布先のポストが煩雑になる問題を解消することにもつながると考えています。
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株式会社アト
執行役員
丸山 豊( Yutaka Maruyama)
1975年 奈良県生まれ
2022年11月にアトへ中途入社。
前職は新聞折込広告を中心とする広告代理店に勤務。
趣味は料理をつくること。
アトの良いところは優しい人が集まっているところ。
《一言》
チラシ大好き!24年の営業にございます。
チラシの魅力は、広告の枠を超えた、生活を楽しくするために必要な情報源であることです。
デジタル化が進む中において、アナログ媒体の価値は、より高まっていると感じます。
これからも、地域や生活者を明るく元気にするチラシの新しい価値の創造に邁進してまいります。